エキパイに剥離剤は有効なのか?
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火曜日。都内の駐輪場にとめようと前輪にチェーンを通した瞬間やってしまった。服の袖がエキパイに触れた瞬間、白い煙があがる。この服はウール100%じゃなくサーモなんとかっていう高機能服で化繊が混じっているのです。

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スピードツインのエキパイはこんな状態。服の繊維の跡がくっきりと。

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金属の光沢を保ちつつ、きつね色に。4000km走って良い感じにエキパイの色が育ってきていると思っていたのに残念だ。そういえば一年ぐらい前にエキパイが熱いままバイクカバーをかけて同じことやっちゃったんだなぁと思い出す。あの時は削り落とした後に、「ガソリンタンクの塗装時などに使う剥離剤」が有効だと教えてもらったんだっけ。

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気をつけていてもやってしまったということは、きっとこれからもやってしまうんだろう。そう考えて今度は剥離剤を買ってきた。僕が思い描く剥離剤ってのは金属の缶に入っていて、粘度の低い液体で劇薬っていうイメージだったけれど、エキパイに使うだけならそんなに量は要らないし、本当に有効なのかわからないので、一番小さなボトルに入った写真のようなものをホームセンターで購入。

パッケージには水性とか書いてあるし、そもそもプラスチックの容器に入っている時点でどうなのよって思ってしまう。塗料ってのはラッカー系であれアクリル系であれ石油ベース、樹脂なはず。その樹脂をふやかす=溶かす液体が、樹脂の容器に入っているのよ? かなり不安になる代物だけれど、これなら少量で安かった。700円ぐらいだったかな。


 




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# by la_nuavo_vespa | 2020-11-05 23:47 | Speed Twin
H4バルブとUSBケーブル
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先日、スピードツインの青い純正H4バルブが我慢ならないので摘出した。

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安心のフィリップス製。ちゃんとした部品使ってるね。

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交換したものは二つで1100円の少し怪しげなもの。AmazonによるとGE製だっていうんだけれど、バルブに刻印の類がない。GEの電球部門ってもうアジアに売り払ったんだっけ? 箱だけで信用しろってのもなんだか感じが悪いけれど、高効率バルブをうたうタイプを買ってみた。まあオートマベスパと違って現行トライアンフは電球があまり切れないという勝手な思い込みがある(あくまで思い込みです。統計的に正しいわけではありません)ので、切れやすい高効率バルブを入れてもそんなに困らないような気がしてね。

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クリアならなんでも良かったのだけど、ガラス管の太さってこんなに違うのね。

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ひと月以上経つけど特に問題もなく。高効率バルブだから明るいかって聞かれると……別に普通。(本気で明るくしたいならワット数の大きなものにするべし)すでにこのバルブで高速道路も走っているけれど、カットラインやグレアの出方が変わるようなこともなく……。たまに失敗をひくと妙に暗いバルブにあたったりするけれど、そういうこともない。

◇◇◇

10月からは東京都もGO TOトラベルが適応されるんだっけ?感染者数がそんなに減っていないのに?感染者数が爆発的に増えてはいないから、オープンエアなオートバイで出かけるぐらいはいいかなと思っているけれど、公共交通機関を使っての他県を跨ぐ移動とか、宿泊するのはまだまだ自重しています。非常事態宣言が発令された時の東京都民の恐怖感ってのは中々ぬぐえないような気がします。

◇◇◇

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そんなGO TOトラベルとは無縁な僕達ですが、綺麗な空気を吸い、ゆっくり景色を見渡すと生き返る気がします。仲間とオートバイで走るのは三ヶ月ぶり?例年以上にツーリングできる日が貴重。

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そんな半年ぶりのツーリングで突如ハンドルの左右のキレ角が変わる状況が発生。なんだか左だけハンドルを切るとぐにゃっとした感触。休憩のために停車した際に確認してみるとスマートフォン充電用のケーブルがハンドルストッパーに噛み込んでいた。あー。

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もちろん充電できる状態ではないので、帰ってきてからケーブルを撤去。交換。


 


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# by la_nuavo_vespa | 2020-10-11 19:56 | Speed Twin
Motogadget mo.viewという新・三角縁神獣鏡
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「ところで、さん、リゾマのミラーってまだ持ってる?」
「あるよ。要るならムラカミさんちに持ってくけど」


ストリートトリプルRで使っていたミラー<→過去の記事>は、ヒロシくんのモンスターのもとへ行くことになった。このミラーは各部の出来が良く、飛ばした時にも見やすい低い位置にセットできて、控えめなサイズなのに車検に通せる。とても気に入っていた。はじめは新しいスピードツインに移植しようかと思っていたのだけど、ミラー穴の開いたレバークランプなどを用意する必要があること、ボンネビルシリーズのクラシックな見た目に楕円のミラーが似合わないような気がすること、この2点で躊躇っていた。

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スピードツイン純正のミラーは割と良く出来ていて、2009年のストリートトリプルRの時と違って(アレは慣らし中から不満だった)すぐにミラーを変える必要性を感じなかった。スピードツインの純正ミラーは現行のスピードトリプルなどと同じものじゃなかったかな。前傾姿勢をとっても割と良く見える位置にあるし、社外品のバーエンドミラーではありがち(だという印象。もう20年前の印象だけれど)な、徐々に緩んでくるようなこともない。

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とまあ、純正のままでも良かったのだけれど、前回のヘッドライトと同じく少しクラシック側に寄せようというテーマで新しいミラーを買ってみた。手元にあったリゾマはヒロシくんの手に渡って腹が決まったってこともある。なんというかやっぱりクラシックに寄せるならミラーは真円のほうがいいんじゃないかと思い、モトガジェットのmo.view、ストリートというバーエンドミラーで車検に通るサイズのものをチョイス。




動画が17分とやたらと長いので、要約するとガラスを使わないでミラーを作っています。金属を限界まで研磨して、真空中でプラズマコーティングだとか難しいことをしています。最終的にはミラー面には二酸化ケイ素(つまりシリカ、圧力と温度で石英や水晶になる)の薄い層をもっているらしいです。

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通常のガラスを使った鏡を貼り付ける方法ではないので、こんなに薄い。金属を磨いて鏡を作ると聞くと「三角縁神獣鏡」を思い浮かべるよね。小学性の頃は卑弥呼の鏡とかいう黒く、あるいは緑色に錆びた鏡の写真を見て昔のひとは大変だなあと思ったけれど、その後使われていた時は金色でピカピカに光っていたという事実を知り、当時の技術の高さに思いを馳せたことがある。金属を限界まで磨くと立派な鏡になるのは容易に想像できる。このモトガジェットのミラーも言わば現代版の三角縁神獣鏡。古代と現代で決定的な差を感じるのはバイク用ミラーとしてちゃんと凸面鏡面(convex)になっていて、写真で見ても極わずかに鏡面がラウンドしていること。Convex形状に研磨していくのはコンピューターじかけとはいえ、技術力が要りそうじゃない?

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クランプの幅は10mmだけれど、実際にハンドルに直接触れるのは8mmと狭い。強く締め付けられるように真鍮が組み込まれているけれど、取り付けるハンドルバーが1インチの場合はこの真鍮は外さなければいけない。

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実はミラー交換を決意させた理由がもうひとつある。スピードツイン純正ミラーの右だけが高速道路でかっ飛ぶと首をふるようになってきた。アームはびくともしないのだけれど、本体がつくボールジョイント部分が微妙に緩いというか。ハンドルに対してのクランプ部分ならいくらでも工夫できそうだけど、ボールジョイント部分は接着剤流すとかしか方法がないし、手で動かす限りは不具合を感じ取れないレベルというか、法定速度で走ってるなら何の問題もないことなので、保証で新品交換してもらうわけにもいかない。まあ、高速道路を降りるたびにミラーを微調整すればいいだけなのだけど。

そんなこともあってボールジェイントの硬さ、精度には敏感になっていたけれど、コイツのボールジョイントの具合はとてもいい。かなり硬い締め付け具合だけれど、どこにも引っかからずにスムーズに、そしてとてもゆっくりと動く。


 


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# by la_nuavo_vespa | 2020-09-16 22:19 | Speed Twin
WIPAC + LUCAS
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Speed Twinに乗り始めてから、いや、納車される前から手を入れたかったことがある。

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この純正ヘッドライトを是非ともなんとかしたい。照射パターンや明るさは十分なんだけれどさ。ハロゲンのマルチリフレクター式ヘッドライトにLEDのデイライトが組み込まれているこの感じが、なんだか中途半端な気がするのです。青みを帯びたLEDのデイライトに色を合わせるために、青いH4バルブ使ってるし、それでも色合ってねーし。

メインまで全てLEDなら、それはそれで良かったのだけどねえ…。

モダンクラシックとはいえ、こんなところに微妙なモダンさは要らないんだよなあと思ってた。ライトケースのフォルムも(空冷時代の新生ボンネビルシリーズから既にそうなんだけど)妙にずんぐりとしていて、英国車的な佇まいではない。SR400で20歳を迎えた人間としては、旧車じゃなくても一応トライアンフと名のつく乗り物に乗っていて、しかも三気筒から二気筒に乗り換えたんだから、ルーカス製の綺麗なフォルムのヘッドライトを付けたい。そう考えて、用意だけは進めていた。

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一番の問題は現行のマシンらしく、純正ライトケース(シェル)の中にはかなりギュウギュウに配線やカプラーが収めてあって、あまりコンパクトなライトにするのはハードルが高い(配線を短くつなぎ直すとか、フレームに配線を引き戻せばいいのだけど、新車保証のある期間にやることではないかなという判断)。納車される前は、昔のスクランブラー的サイドマウント5.75インチヘッドライトを使いたいと思っていたけれど、純正のメーター(これは多機能で気に入っていて変えたくない)とのバランスを考慮し、7インチのヘッドライトを使うことにした。ただ、新車のハーネスを弄るのは気分的に嫌なので、ブリティッシュビートさんに交換作業をお願い(丸投げともいう)したら、ケース外の配線を丁寧に揃えてくれて、ケース内も上の写真のようにまずまずの余裕を持った状態で仕上げてもらえた。感謝感謝。

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こちらからお願いしたのは、ライトケースにもともと空いている下3穴は極力使わないこと。限界までケースを上方に上げるとケースがキーシリンダーとぶつかるのでキーシリンダーを避けるように後ろに大きめの穴をあけてそこから配線を引き込んでほしいこと。この2点。ライトケースはルーカスのリビルド品でファイバー製。(伝統的な鉄のメッキケースって割と簡単に錆びるので。やっぱり錆びない方が良い)もともと空いている下3穴の内、左右の2穴は使わないので、膜付きグロメットで蓋をする。

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リムにだけ、ちゃんとルーカスの名が。今はイギリスのWassell製になってるんだっけ?よく知らないけれどさ。

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ライト本体はブリティッシュビートお薦めの、イギリスWipac社のQUADOPTICというもの。なんでも確実に車検を通せると自信を持って薦められるものらしい。確かにSR400に乗ってた頃、古いルーカス製のレンズを入れたら車検通らないって言われたっけ。旧車屋さんならではのアドバイスが心強い。車検のたびに入れ替えるのはとても面倒だものね。


 


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# by la_nuavo_vespa | 2020-08-30 01:25 | Speed Twin
コロナ禍でのベスパさん近況報告
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新型コロナ禍で気づいたことがある。毎日リモートワークしていると当然ベスパに乗る機会も激減し距離が全然のびない。3月半ばから8月半ば現在で、走行距離が1000kmしか増えていないのだもの。しかし距離が伸びない分、故障する頻度が減るかというとそうでもない。7万キロごとに車体そのものを交換する消耗品と化しているオートマベスパなので、走行距離が伸びないのは喜ばしいはずなんだけれど、やっぱり適度に動かしてるほうが調子がいい気がします。

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●4月のはじめ、制動灯の球が切れた。
GTS250/300シリーズは尾灯と制動灯で球が分かれていて、さらにナンバー灯も含めて3つのウエッジ球がひとつのユニットに刺さっているのだけど、尾灯、ナンバー灯はT10バルブ、制動灯だけがT15バルブだかを使っている。自宅で備蓄しているのはT10バルブだけなので、仕方なくT10バルブを挿しておいた。(差し込み幅は同じ9.5mm幅なので刺さることは刺さる。)

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画像はM&Hマツシマより拝借

ウエッジ球の名前って球の一番太い部分(単位はmm)を指してT××と呼んでいていて、本当は定格も変わるはずなんだけれど、今の所問題ないねえ。

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●5月、リアタイヤバルブのムシが寿命を迎えた
釘でも踏んだかなと村上さんのところへ持っていくと原因はバルブだった。ほんとはL型バルブに変えたいところだったけれど、そんなことで量販店へ行くのも不要不急な用事(まだ緊急事態宣言中だった頃なので)かと思い、在庫のある通常のバルブで対処していただくことに。

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●そして本日8月16日、シートがちゃんと閉まらないことに気づく
正確には昨日8月15日に気づいたのだけれど、シートオープンのボタンを押しても音だけして動かない。というか閉まった状態で固定され、その上にシートが乗っかっている状態。原因は上の写真で示した部分が潰れていること。ムラカミさんによると可動部を挟んでいる二枚の鉄板のバリをヤスリで削ることで修理可能なんだそうです。(下の写真が修理後)

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「使い方が荒い人はこうなるのよねぇ」「全開状態からバーンと落とすようにシート閉めるような人間は、ベスパだけじゃなくバイク乗る資格なしだぜ?(意訳)」だそうです。マジか…緑のGT200Lから17年、オートマベスパを乗り継いできて初めて知ったぞ。シートは丁寧に閉めましょうね。


 

# by la_nuavo_vespa | 2020-08-16 22:17 | GTS250ie


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