ATH-EQ300MとTT-BR06
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2月18日。
寒い寒いと言いながら、房総半島へツーリング。
今年の冬は特別寒いと思っていて、少しでも寒さが和らぐようにベスパで参加してるんだけど、もう完全に心を折られているので行き当たりばったりで目的地を決めながら。

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千葉の地魚料理をいただきながら、ダメもとで「チバニアン」の断層を見たいってリクエストしてみると誰からも反対意見が出ない。え、いいの?めっちゃ地味だけど。ただの崖の断面よ?バイク乗りが興味を惹かれるような代物じゃないよ?みんながそれで良いなら良いんだけどさ……ということでグーグルマップを頼りに千葉の普通の田舎道を走っていたのだけど、二、三箇所ルートを間違えて走っていた。

ふらふらしてたのは地球の磁場だけじゃなかった。
ふらふらしてるのは僕の目だった。

やっぱりナビの音声をイヤフォンに飛ばせる用意をしときゃ良かったと後悔する。寒いしそんなに真剣にツーリングしなくていいでしょって通勤の格好のままで参加してたんだよなぁ。服もヘルメットも。

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一年ほど前からiPhoneの音声をブルートゥースのレシーバーに飛ばし、レシーバーから有線でiPhone純正の白いイヤホンに繋げていた。主にナビの音声を聞くためと、眠くなったときの眠気覚ましに音楽を聴くために。猛烈な睡魔に襲われる昼食後とかでも音楽聴いてると眠気が飛ぶ=安全という事実に驚いたものです。しかしヘルメットの中であの白いイヤフォンかけてると、どうにも耳が痛くて困っていたので、今回のツーリングには持っていかなかったんだ。よし、この問題を解決しておくかとヘルメットに仕込む為のヘッドフォンを買ってきた。

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サインハウス製やデイトナ製のインカムの仲間みたいなヘルメット用ヘッドフォンを買っても良かったのだけど、ちょっと調べてみるとああいうのは値段の割に音質が良くないというレビューを見かけ、だったらオーディオテクニカの耳掛け用のオープンタイプのヘッドホンが安くて性能が良いとAmazonのレビュー欄で盛り上がっていたので、オーディオテクニカATH-EQ300Mをビックカメラで買ってきた。900円以下だったと思う。この商品、耳掛け部分が捻ればすぐに取り外せて本体も薄いので、こういう用途で買ってる人が相当数いる模様。Amazonのレビューを見ても半分ぐらいがヘルメットに内蔵して使っている人のレビューだった。なるほど、バイク乗りにはメットインヘッドフォンとして有名な商品なのね……。

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確かにスピーカー部分が薄く軽いのでヘルメットのイヤーパッドに入れるだけで良い感じに収まる。マジックテープとかも必要ない。内装めくって入れるだけでほとんど動かない。

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早速ブルートゥースレシーバーに繋げて走って見た。おお、耳が痛くない! ヘルメットを被るときに耳が折れないように少し気を使うけれど、一旦被ってしまうとその後はとっても快適。白いイヤフォンよりオープンなので、音量は少し小さく感じるけれど、音の柔らかさや広がりはヘルメット内全体に広がってなかなか自然。さらに白いイヤフォンの場合は(特に音量上げると)外界の音が入って来にくくて少し怖さがあったけど、これならそれなりに外界の音も入ってくるので安心感があるかな。なるほど、Amazonのレビュアーが肯定的になるのも頷ける。欲を言うともう少し低音が効いてくれるといいけど。(高速道路を走ってるときなどで速度が増すごとに低音がすっ飛んで行き、高音しか聞こえなくなるからね)まあ、平和な速度なら全くもって快適ではある。

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たった900円のヘッドフォンで随分快適になった事実に気を良くして、レシーバーも買い直してみた。今までレシーバーは上着の内ポケットに入れてたんだけどさ。ヘルメットを脱いだあと白いイヤフォンならそのまま首にかけときゃよかったんだけど、ヘッドフォンをヘルメットに固定してしまったのでヘルメットを脱ぐたびにジャックを引っこ抜くか、レシーバーを内ポケットから取り出さなくちゃいけない。これはとても面倒なので、小さく軽いレシーバーに交換してレシーバーをヘルメット側に固定しよう。

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今まで使ってきたAUKEYのBR-C1と今回買ったTao TronicsのTT-BR06。AUKEYのものは外寸で55×55×17mmなのに対して、Tao Tronicsのものは40×40×10.5mm。数字の印象以上に小さく見える。そしてだいぶ軽い。確かAUKEYを買ったころは12時間連続稼働可能と言う部分に惹かれた記憶がある。実際瀬戸内海をぐるっと回った昨年のロングツーリングで朝4時から夜7時まで繋げっぱなしでも充電切れが起きたことはなかった。一方新しいTao Tronicsのスペックでは15時間連続稼働となっている。再生の一時停止や音量調整、曲の早送り巻き戻しボタンがついてこのサイズ。悪いところがひとつもない(笑。

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これだけ小さいとこういう部分に差し込んでおける。ヘルメットを被る瞬間に少しひっかかるけれど、被ってしまえば気になることはない。

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あるいはこんなところに貼り付けてもおける。この状態でかぶってみたけれど、このスペースは通常1~2cm空間が空いているので被る時も被った後も違和感はない。
ヘルメット内に内蔵しておけるなら、外から見ておじさん臭くならないのでいいんじゃないかな。ただ事故や転倒してヘルメットがその本分を発揮する状況で悪影響がないかと問われるとオススメはできないか……。プラスチックの外装でそんなに硬いものではないけれど、頭にこのレシーバーが刺さらないかと問われるとなんとも言えない。とはいえ、首元にあるのは良くないけれど、完全に頭の天頂に配置されてる場合は意外と大丈夫な気もする。普通転倒して頭の天頂を路面に叩きつけるようなことなまず無いし、あったとしてもその場合は首の骨が折れる。頭にブルートゥースのレシーバーが刺さる前に首が折れて死ぬ。転倒で頭に刺さる可能性を危惧するぐらいなら、リチウムポリマーバッテリーが発火、ヘルメットの中で火事、頭髪は焼け頭に大火傷を負うって可能性にビビった方がいい。いずれにしても見た目にこだわるのなら、そこは自己責任で。

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安全のことを考えるとやっぱりヘルメットの外に貼り付けた方がいい。せっかく音量や曲送りのボタンもついてるしね。特に曲の一時停止ができるのは便利。信号待ちで他の人と会話するとき、あるいは高速でパッセンジャーと会話するとき、今まで一々iPhone側の音量を下げる必要があったのだけど、これなら一時停止ボタンを押すだけで済むようになるから。また、ヘルメットを被った後におもむろに音楽でもかけるかあと思い立ったとしても楽チン。以上のことからヘルメットの外装に貼り付けたほうが快適度があがる。そのぶんおじさん臭くはなるけれどね。快適さとおじさん臭さというのは大抵相反関係にあるものだ。もう立派なおっさんになったことを受け入れてもいいお年頃だし。

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気になるのはこのレシーバーが防水処理されてる商品じゃないってこと。一日中雨なら使わないとしても、急に降られた雨でも影響が少なくなるようにマジックテープでヘルメットの真後ろに配置してみた、という図。まあちょっとぐらいの雨なら大丈夫な気がしてるんだけどどうだろうね。


 

by la_nuavo_vespa | 2018-03-02 20:15 | GOODS
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