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モトモリーニ コルサーロ1200試乗
今年ってば三月になっても中々暖かくならない気がしない?
一月二月は平年より暖かかった気がするけれど、その分春が遠のいた?
まったく。ままならないものですねぇ。

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とはいえ、我々のツーリングシーズンはもう始まっていて、三月は御殿場から山中湖経由甲府からの奥多摩っていうルート。山の上は寒いし路面温度はまだまだ低い。

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贅沢にも今回のルートのメインディッシュと言っていい柳沢峠の茶屋〜都民の森区間で、ムラカミさんが乗ってきたモトモリーニ コルサーロ1200に試乗させてもらえたので今日はそんな話を。


 




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写真は2月の千葉のさすけ食堂にて。

車体のデザインは2005–2010辺りの二世代前のトライアンフ スピードトリプル1050(丸目二灯最終モデル)に似てる。ハイマウント二本出しマフラーも、テールランプやシートカウルの造形が角のある直線的な感じも。なんとなくそれっぽい。

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走り出してみても、車体の大柄さ加減や重さ、太いトルクもあの頃のスピードトリプル。エンジンの味わいは…強引に例えるとKTMのリッター二気筒に近いかな。ドゥカほどガサガサと乾いてないけれど、BMWほどはしっとり潤ってないフィーリング。そして思ってたより、と言っては失礼だけど、トルクの太さは予想以上。走り出して10分ぐらいはこのバイクの最適なギアの選び方をいろいろ試していたのだけど、割とワイドなミッションってこともあり豊かな低速トルクを活かして、通常より1速上のギアでトルクにのせて走らせた方がリズムが作りやすいということに気付く。

そう結論づけてからは楽しいの一言。当初は奥多摩湖で休憩するつもりだったけど、がっつり走りたくなったのでそのまま周遊道に入る事を提言、同意を得たので、ペースを上げてみる。

走り慣れた道で集中して走ると細かな点でいろいろ考えさせられることも多い。全体的に雑というか各社最新モデルと比べると洗練されていない感じがチラホラ。今時の電子制御も入っているようなことを聞いたけれど、まったくそんな感じは無い(笑。通常2速を選ぶシーンで控えめに3速を選んでいても、立ち上がりで不用意にガバ開けすると盛大にフロントがリフトするし、少し濡れて色が変わった路面では、立ち上がりであたりまえにリアがスリップする。(タイヤはピレリのロッソⅡなのでタイヤのせいではない)これを乗りにくいと捉えるか、スリリングと捉えるかは腕次第、というか好みの問題でもあるし、荒々しいとか雑とか言っても、気難しいというレベルではなく、例えば昔の低速トルクのないドゥカに比べたらはるかに乗りやすい部類だと思うので、単純に善し悪しを断ずるのはむずかしい。

現代の基準で考えるとパワーに対して、インジェクションマップの完成度ふくめ電子制御の貧弱さ(ホンダだったら設計者が危険と判断するかも。笑)ってのもあるのだろうけれど、根本的にはあのパワフルなエンジンの割にシャーシーの熟成が進んでいないことも大きんじゃないのかな。車体の前後重量配分、重心位置、あるいはサスを最大限に活用できる効率的な車体設計、もっと端的に言うと車体に対する人間の乗車位置が古くさいのかも。どうにもフロントに荷重をかけにくい。リアのトラクションの掛かり具合は立派なもので後輪で気持ち良くグリグリ曲げられるんだけど、今時のスポーツバイクのようにブレーキングからコーナー進入時点で向きを変えるべくフロント重視で走らせようとすると多少フロントの接地感が薄く感じる。フロントタイヤが吸い付くような最新スポーツバイクと比べるとって話だけどね。エンジンの設定やキャスター角や重心といったシャーシーの問題もあり、いい感じのリアに比べるとフロントの出来があまり良く無いみたい。フォークもブレーキも。

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ムラカミさんちに展示されていた頃のモトモリーニ コルサーロ1200。

ブレーキはキャリパーもマスターもローターもブレンボなんですけどね。
キャリパーがキャスト4ポッドってのはなぁ。せめてラジアルマウントにならんもんか。

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まあ部品レベルのうんぬんはさておき、カウルの無いスポーツバイクをずっと作り続けている、しかもそれなりの数を捌いてコストをかけて年々熟成させていってる大手メーカーと比べると、どうしても完成度は二周遅れぐらいな感じがしないでもないけれど、それは「現行の250万円のバイクとしては」という前提での話。

そもそも乗りやすさを一番に考えるならば、国産にしとけって話だし、モトモリーニを買うひとは元々相当に変わり者 拘りのあるひとだと思うし、だいたいサーキットに持ち込むようなバイクではない気がするし、公道だったらあまりにフロント重視で走らせるのはリスキーなわけだし、大人がちょっとワインディングを攻めるっていう使い方なら不足なんてない、むしろ低い速度域で刺激的に動力性能をリア重視で味わえて、趣味の乗り物としては面白いのではないかと。

例えば10年前のストリートファイター系リッターマシンに今乗っても楽しいでしょ?
これが30年前のリッターマシンだったら僕としては今さらどうだろう??って思ってしまうかもしれないけれど、そういう意味ではもう十分にできあがってるレベルなので、全然アリだって思う人も多いかもしれません。何も最新スポーツバイクのイージーさを求めるひとばかりではないはず。

「各社乗りやすさや絶対的な走行性能をあげるためにスポイルされてしまった、ドキドキする荒々しさが残っている」なーんて言う人が居るかもしれないね。……ものは言い様な気もするけど(笑。

個人的な感想としても、洗練されすぎてない分スリリングで楽しかったですよ。
その分疲れたけど。ちょっと乗っただけなのに筋肉痛になったもの。


 

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by la_nuavo_vespa | 2017-03-26 21:11 | 素敵マシン | Comments(0)
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