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五年間の進化に驚く
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「コンパクトデジタルカメラが欲しい。もっというならサイバーショット DSC-RX100が欲しい。でも今時4万円てのはなぁ。」......11月17日(土)14:57:19




…なんて言ってたのに、何故か富士フィルムのファインピクス X10を手に入れた。
発売開始後、1年以上経ったカメラに43,000円も払って、だ。
2012年現在、RX100は本当にエポックメイキングなコンパクトカメラで、
実際に触ってみても、2000万画素の精細さと1インチセンサーの高感度耐性は素晴らしいものだった。
しかし、その小さなボディと小さなボタンがどうにも僕の手に合わず、
また、本格的すぎるそのカメラの性質に二の足を踏んでしまったのだった。


 



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「X10?あれ?X100って名前じゃなかったっけ」
「あざといクラシックカメラ風味のガワにハイブリットファインダーを組み合わせた単焦点、ね?」

そのぐらいの認識でしかなかったのだけれど、店頭で触ってみてその使いやすさにびっくりした。
例えば最近のコンパクトカメラの中にはズーム倍率をユーザーモードに登録しておいて、起動時に瞬時に好きな倍率で立ち上げることができるらしく、主にそういう機能が欲しくていろいろ触ってみたのだけど、富士のカメラの一部にはそもそもズームをマニュアル操作できるものがある。コレ、とーーっても快適なのだ。また独立したホワイトバランスや露出補正、AEロックやISOなどのボタンやダイヤルも程よく大きくてとっても操作しやすい。夏手袋なら脱がなくても全て操作できるぜ。これってバイク乗り的には嬉しいでしょ。信号待ちで気楽に撮れる。

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その分ボディは大柄になってしまって、RX100どころか今までのニコンP5100と比べても
携帯性は大幅に損なわれてしまった…。これは購入をためらうに十分な理由だったのだけど、
その体積や見た目から受けるイメージより随分軽い(おもちゃっぽい)ことを評価することにした。

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操作性を優先すればサイズが犠牲になる——あたりまえのことだけれど、
このサイズ感も10年前だったら普通だったよなぁと無理矢理自分を騙す事にしたのです。
10年前とまでいかなくとも、5年前の旅行でもこのコンタックスTVSをポケットに突っ込んでた訳で、問題はサイズじゃなく、重量で400gを越えるか越えないかってのが僕にとって分水嶺となる。
Barbourのポケットに突っ込んで不自然に型が崩れるかどうか。
レンズ込みで400gを越えるなら一眼レフでいいって感じ。
その点350gのX10なら400gのTVSより軽いので全然イケル。
TVSと同じようにケースもレンズキャップもせずポケットに放り込んでおけば宜しい。

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35mm判換算焦点距離28mm f4 1/30sec ISO100 -1/3EV。

もうひとつ大切な事は小さなセンサーを活かして被写界深度を稼げること。
特にそれによって得られるマクロ性能が僕にとっては大切で、そもそも最近コンパクトなデジタルカメラが欲しいなぁと思い始めたのはナイフの写真を撮っていた時だった。P5100があんな体たらくなので、一眼レフ+クローズアップフィルターで撮ってたのだけど、コンデジならラクチンなのになぁと。

ちなみにX10はマクロモードでレンズ先端から1cmまで寄れるのだけど、寄れるといっても広角端でしか寄れないのでここまでしか大きく写せない。

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35mm判換算焦点距離28mm f3.2 1/6.5sec ISO200 +1/3EV 超解像ズームON。

そこで、富士フィルムがいう「超解像ズーム」なるものと組み合わせるとここまで寄れるようになる。普通の電子ズームと仕組みがどう違うのか知らないけれど、少なくとも画質は落ちるはず。そもそも1cmマクロなんて光を入れるのに苦労するので、あんまり意味が無いと思うのだけど、被写体との距離を変えずに寄れる仕組みを組み合わせられるのは便利なことこのうえない。レベルソクラシックが今の時計基準で小さな時計であることを考えると、少なくともブログ用に使うならこれで十分かな。何より撮るのがラクチンだ。

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35mm判換算焦点距離28mm f2.2 1/58sec ISO400 +1/3EV ダイナミックレンジ拡大400。

意外にもその見た目とは裏腹にこのカメラ、実に簡単便利カメラなのだ。
オートホワイトバランスも賢いし、色のコントロールも容易い。プロビア、ベルビア、アスティアといった富士のポジフィルムをイメージしたセッティングもよくできてる。さらに露出に至ってはオートでダイナミックレンジを考慮して調整してくれたりもする。これは現在の高級コンパクトでは常識になろうとしているらしいのだけど、それはそれは素晴らしい。上の写真で言うなら黒い手袋に露出を合わせているので、普通なら冬の低い位置から差し込む日光で白く光る地面、白いベスパの色の差は溶けてしまってもおかしくないのだけど、カメラが勝手にダイナミックレンジを拡張し、飛んでしまわないように調整してくれている。すごい時代になったものです。

ちゃんと撮らないといけないときは一眼レフを使うだろうし、通常一眼レフでは単焦点レンズしか使わない僕が便利ズーム機として手に入れたのだもの、コンパクトカメラぐらい何も考えなくても綺麗に撮れて欲しいって思う。正直に言うとRX100を触ったあとついふらふらとシグマのDP2に吸い寄せられてしまったのだけど(笑、写真を撮る労力というか意識が一眼レフとかわらないというかそれ以上というか。ああ違う違う、もっとイージーなカメラが欲しいんだったと思い直したのでした。もともと難しい撮影はプロにまかせればいい訳だし、記録用あるいはメモ的に仕事で使う分にも簡単に、確実に写るほうがいい。

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35mm判換算焦点距離50mm f2.2 1/26sec ISO400 -2EV。

しかしまぁ。5年前のP5100 と比べると隔世の感があるねぇ。都市部での撮影なら夜でも手持ちで余裕で写るのだもの。ほんと感慨深いものがある。このカメラは同価格帯のカメラと比べても決して高感度が優れてるわけではなく、むしろノイジーなほうで、独特だとも言えるノイズリダクション(ボソボソしたりツルンとしたりせずストロークのある印象派のタッチの集合体のようです)もあまり巧いとは思えないのだけど、それでも望遠端でもf2.8の明るさ、ちゃんと効くレンズシフト式手ぶれ補正でなんとかなってしまうのだから。P5100ではついつい暗くなってしまう望遠側は使わなくなって広角端ばっかり使ってたけど、気にせず使えるってのはストレスがなくっていいねぇ。今や世の中、広角側f1.4、望遠側f2.3とかいうコンパクトカメラもあるそうですよ。凄いよね!よくスマートフォンのおかげでコンパクトカメラは売れなくなるって聞くし実際その通りだとは思うけれど、メーカー側も必死に努力してるんだよねぇ。


 
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by la_nuavo_vespa | 2012-12-24 20:48 | GOODS | Comments(2)
Commented by 小磨 at 2012-12-25 04:30 x
X10でしたかぁ~
確かにRX100はグローブしたまま、シャッター等のボタンは押し難いです。
なので、ソフトレリーズボタンを被せてます。
まぁRX100未だ使いこなせて無いです…
Commented by ところで、 at 2012-12-26 00:58 x
ちょっと今回、天の邪鬼こじらせた部分もあってRX100は見送りましたけども(笑、
RX100は現在ナンバーワンの高性能機と言っていいと思います。
1インチセンサー2000万画素の性能を存分にお楽しみください!
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