デザインには‥‥そういう言葉がある。
そればかりとは思わないが、ある意味では正解である。 僕たちグラフィックに携わる人間だって1ミリに凌ぎを削り、魂を込める。一見下らない根性論みたいに聞こえますが、アイディアやひらめきだけじゃなくってその1ミリの積み重ねがセンスとなり、ご飯が食べられるようになるのは紛れも無い事実だと思う。 え?大丈夫ですよ。予告通り、バイクの話。 バイクの専門的な技術のことは僕にはわからないですが、 そのスタイリングについての考察。というか仮説。 プロダクト製品としての「造り込みの差」とでもいうのかな。 それってどこだろう。 以前スイングアームってバイクのスタイリングではとっても興味深い。って話したけど、 より端的に細部のつくりを見るには「タンデムステップ」って思わない? タンデムしなきゃ不要なものだし、どうしたって機能部品としてそのもの自体がカッコイイって部品でも無いように思うから。そしてせっかくモーターサイクルショウで各社のバイクを一度に見られるのだから、各社のフラッグシップ、又はそれに準じるモデルを比較検討してみよう。(また、できるだけ同じ土俵にするために大排気量、ロードモデル、スポーツ性に秀でたものとします) そんなレポート、今日はボリュームあります。 #
by la_nuavo_vespa
| 2006-04-04 01:24
| 素敵マシン
息抜きにモーターサイクルショウに行ってみる。 気持ちが盛り上がらないまんまの、さらっとチラ見‥‥ だけど素人が言いたい放題(主にスタイリング)言っちゃうと↓こうなる。 ○赤っぽいスカラベオ250GT。 5月中に市場に流れるんだそうです。今までの200&250に比べるといくらか派手に見えるけど、相変わらずシックな色。どこかリード90に設定されてたエンジ色を連想させる。ベスパと比べると、人によってはこれでもまだ全然おじさん色に見えるかも。走りの性格もそうだけど安定志向のオトナ向け? ○リッチマンズTRX、BMW F800 TRXもよく「プアマンズドゥカ」と評されたそうですが、コイツはまさにリッチマンズTRX。 リリース写真で見たよりはカッコ良かったです。でもやっぱりフレームは隠して欲しかった。価格は間違いなくリッチマンズになりそうですが(100万ちょっと?)細部の作りはTRXと比べても痛いところアリ。R1200Sは意外と良かったのにな。(実はTRXってタンクとかフレームとか溶接跡に気を使ってたりするんですよぉアレでも。全体のフォルムは(当時から)時代を感じさせるけど。何しろ900ssがお手本だもん。しかも失敗ぎみ♪) TRXから乗り換える気はしないけど、格安で転がるようになれば考えなくもないかな。 ○ウルトラマン、R1200S 思ったよりは好印象で。特にポジションはコンパクトで好み。F800よりコッチだろって感じ。色は個性で乗りこなせってことかな。 ○私的MVP、KTM990スーパーデューク いや、実物初めて見たんで。カッコいいねー。 サイズ感も重量感も丁度良い。ポジションもしっくりくるし。 そして高価。じゃじゃ馬だろうし疲れるだろうねぇ。 ○900だっけ?ブルターレの新しいヤツ F4の圧倒的な美しさのせいで、今までちゃんと見てなかったかも。 これもほれぼれするほど。秋のモーターショウの時にも触れましたがストリートファイターのデザイン分野でこのブルターレの呪縛を逃れられているメーカーは少ないと思う。 ○トライアンフ、スプリントSTと675トリプル 印象は変わらず。良いけどスプリントSTはよりツアラーらしく675トリプルはよりスーパースポーツらしく感じたのはなんでだろう。 ◇◇◇ 今回写真が無くってすいません。撮ってない訳じゃなくって整理する時間が惜しいのです。あと2回はコレがらみの話題の予定。ジムショネタは飽きたでしょうから中断です。 #
by la_nuavo_vespa
| 2006-04-03 00:00
| 素敵マシン
来たるべき大地震に備えて対策はしっかりとね。 本たちに殺されたくは無いですから。 とかなんとか言ってる間にもう4月1日。 我がジムショは土日及び行楽日和は定休とするつもりなんだけど けじめとして今日がジムショびらきなのだ。 の割には全然仕事できる環境が整ってないんだけど‥‥ 戴いたお花の中で一番かわいかったのがこちら。 この「もけ」ってしたのは小判草っていうらしい。 すごくじゃなくていいけど、普通に稼げるといいね。 #
by la_nuavo_vespa
| 2006-04-02 01:38
| 仕事のかけら
新しくつくるジムショですが、なんでも新調する気はありません。
例えばこんなテープカッター。セロテープの台ですね。 よく、こういう文具も凝り凝りのものがいっぱいあるのですが、 今回のも「ひっかける電話」同様使い勝手重視なのです。 刃の切れ味?省スペース?2連装? 刃の切れ味は大事だと思うけど、替刃がある限りは問題ないし 他の2点は別段望んでもいない。 では普段の使い勝手で一番気になるのは何かというと‥‥ 「どんな時でもびくともしない」‥‥これに尽きます。 急いでいる時なんかは特にそうなのですが、 「ちゃきちゃき」仕事をするには手をはやく動かすしかないわけで、 そんな時に手に取ったセロテープが台ごとずずっって動くことほど不愉快なことは無い。 その点においてよく見かける事務用品の黒やブルーのテープカッター(そう、小学校で先生の机にあったやつね)は優秀なのですが、それとて会社では机に両面テープ止めされていた。 実はコレ、「南部鉄」製なのです。見た目以上に重い。 しかも東北の一品モノの工芸品とかじゃなくって、れっきとしたニチバンの製品。 グッときませんか?僕はこれこそがデザインだって思う。 5、6年くらい前、近所の画材やさんで取り寄せてもらったもので、 以降「ところで、専用テープカッター」となり大活躍。 今でもモノとしてコイツが大好きなのです。 #
by la_nuavo_vespa
| 2006-03-31 01:04
| GOODS
仕事なんだから多少マメに電話もしなくちゃいけません。
しかも一人きり。「おーい、母さん電話ー」って言っても誰も出てくれません。 そこで電話機を買いましょう。ケータイじゃなく通常回線のものを。 もちろん毎日手にとるものだから、日本の家電に見られる数字にかっこ悪い斜体がかかってたり、油粘土みたいなカタチのものは避けたいな。そこそこ洒落てるヤツが良い。 真っ先に思い浮かぶのはヤコブヤンセン氏のこんな。 外資系企業(笑)のオフィスにあるようなもの。 さすがにちょっとやらしくて。。。と思っていろいろ探しても、 大体はこんな感じのものが多かったり。 それにこれにはちょっと問題がある。 お洒落電話は皆、受話器が薄いのです。 かける分にはまだ良いんだけど、忙しい時にかかってくる電話ってのが大変なのだ。 そんな時は営業マンのように受話器を肩と耳で保持、書類を慌てて捜すなんて事になる。 営業マンだけじゃない。世のOLさんだってそうだ。 できればそんな風に仕事をしたくはないけれども、そうなってしまうんだったら仕方ない。 そこで問題になるのが肩にひっかけやすいかどうかだ。 ひっかけやすい=そこそこ厚みと長さがあることが必要。 短く薄いと首がつりそうになります。 ヤコブヤンセンとまでいかなくても現行型国産家庭用電話ですらしっくりこない。 そうか、お洒落電話を使うひとは落ち着いて手に持って電話をするんだねって気づきました。 ですからビジネスフォンと随分悩みながらもこんなのを買いました。 ±0(深澤直人氏)のもの。中身はタカラ製。 深澤氏のデザインってどうも好きになれなかったのですが、これは具合が良い。 厚みや長さだけじゃなくって少し角度がついているのも関係してるのかもしれませんね。 #
by la_nuavo_vespa
| 2006-03-29 04:19
| GOODS
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