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丹後の海
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「お盆ぐらいには帰省ですかね??」




お盆の帰省かあ。ちょっとしたトラウマがある。

以前、毎年夏に丹後の海に行くのが恒例になっていた。
丹後半島の先っちょに大学所有の小さな宿泊施設があって超格安で泊めてくれるのだ。
エアコンなんて無いけど布団もキッチンもお風呂までついてる白い砂浜べりの平屋で、
酒盛りをする大広間でいつのまにか眠りにつくっていう感じ。

京都市内の学校に集合、目的地までの数時間それぞれが自動車に乗り合わせて行くのだが、
学生の自動車なんてエアコンがついてなかったり、助手席側のドアが開かなかったり、
マフラーが走行中に脱落するような車があったりして、「誰が誰の車に同乗していくか」の
組み分けは、ドキドキ。全体では女子の比率のほうが少し高いのだが、エアコンの無い、
半裸の男子が三人乗ってる軽自動車に女子がひとり放り込まれるなんて事態もありえる。
くじは絶対なのだ。もちろん交渉が成立すればトレードはできるんだけどね。

ガソリン代(学生は高速道路なんて使わない)を浮かせる為、
向こうでの足を確保する為、自動車に乗り合わせが基本。
オートバイで行く人達はガソリン代が実費(そのほうが高くつく)であり、走行速度が違うので
休憩地点で落ち合うのみ。制作で都合の悪い人のみ電車を使うのだが、いずれにしても
駅から目的地まで交通手段が無いので、自動車組に迎えに来てもらわなくちゃいけない。

なにかにつけ、理由をつけてそこへ行くのだが僕が勉強していたヴィジュアル・デザインを
専攻していた同級生達とでいくのは「ヴィジュアル・タンゴ」と呼ばれ、細かく分かれた
ゼミを統合して全70数名のうち半数以上が参加していた。

そしてそれは卒業した後も年々人数は減っていきながらも5年くらいは続いた。
卒業した後東京に出てきたそのクラスの人間は僕を含めて10人くらいなんだが、
その東京組は、さあ大変。

なにしろ、皆駆け出しの社会人だったりで仕事は忙しい。
土日を挟んだ日程になっている。二泊三日だったり一泊二日だったり。
それを東京から参加するとなると現地で遊ぶ時間が減ってしまう。
しかも今までのルールにのっとり?自動車の旅なのだ。毎年東名をぶっ飛ばした。






いつだったか、僕の都合がどうにもできない年があって、
関西組と東京組でのスケジュールのすり合わせの電話で、
今まで避けてきたお盆ど真ん中のスケジュールにしてもらったことがあった。

お盆は渋滞するらしいよ?って理由で避けてきたのだが、行けないよりはマシだと思ったのだ。
例年通り、金曜日の深夜12時に渋谷に集合した僕たちは用賀から東名に乗る。
今までの経験上、栗東I.Cを過ぎる辺りで朝日を向かえ、京都東I.Cを降りて
9号線で市内を脱出する前に朝食を取る。そこから約5時間ぐらいで目的地に到着、
ランチは海で取れる、のだけど‥‥‥。全っ然進まない。車、車、車。
トイレにも行きたくなるし、でもサービスエリアに入るのにも酷い渋滞。
どうするよ?っていってる間に朝日を見た。
まだ静岡を抜けてもいないのに。

高速道路の大渋滞に辟易した僕たちは米原から北陸自動車で敦賀へ抜ける選択をした。
琵琶湖の手前で北上、日本海に出てしまおうと。
それも仕方なかった。気持ちの面で早く日本海を見たかったのだ。

しかし、高速道路を降りてからも動かない。
帰省する土地の人がそんなに多いとは思わなかったのだけど、
何しろ一車線の道が非常に多い。そこをおじいさんが乗る軽トラックが微速前進。
イヤ、事故の無い安全運転で何よりなんですが、小浜の手前でもうあきらめようかと。
暗くなる前に海に入ろうじゃないかと。皆我慢の限界を迎えていた。

おもむろに男子も女子も着替えだし、ザブン、またザブン。
堤防まで泳いでみたりしてひとしきり遊んだあと、
美味しいコーヒーが飲みたいね、なんて言いながら再出発したのは2時間後。
2時間のロス。でもそれをロスというにはあまりに辛い。




そんなこんなで目的地に着いたのは深夜12時。
深夜12時ですよ?昨晩出発したのも深夜12時じゃなかったか。

24時間の長旅の末到着した僕たちの食事は関西組がきっちり残してくれていた。
なんかね、涙みたいなものがこぼれたよ。




帰りは正午ぐらいに出発した。
その年は一泊二日の予定だったから、滞在時間12時間。
それもほぼ、熟睡しただけ。
覚えているのは皆で朝、銭湯に出かけたくらいで、
花火も釣りも磯遊びだってしちゃいない。




◇◇◇

そんな丹後の海ツアーですがそろそろ皆仕事も落ち着き始め、
結婚する人は結婚したしで、今年から復活させようという話が出始めました。
だから、東京からの参加者がいなければTRXで行こうかなって思ったわけです。

※今日はエキサイトが非常に重く、長文に逃げようと思ったのですが最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
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by la_nuavo_vespa | 2007-06-12 02:14 | 旅気分 | Comments(4)
Commented by K。 at 2007-06-12 15:32 x
ほうほう。丹後ですか!
僕、父親が丹後出身で年に1度お盆前にお墓掃除に帰ります。(網野とか間人・浦明。近くの海水浴場は小天橋です。ちなみにうちの親戚はマリーナ経営しております。ヨットやモータボートをお買い上げの際は是非!>ウヒ)

で、丹後にそんなイイ思い出があってさらにまだ集まりが続いているのはホント嬉しい限りです。
と、言いますかイイご友人が多くてイイですね~とにかく戦友ですね!
ガッツリ丹後来て下さいませ!(で、時間ありましたら嵐山にも是非!>マジ話!)
Commented by ところで、 at 2007-06-12 17:13 x
お父様が丹後出身とはなんとも奇遇ですね。
いつも行ってるの場所、そう、網野とか間人のあたり。
そこから海沿いで経ヵ岬までの間にあります。「にしがき」の手前。(ローカル過ぎ)

マリーナ経営・・・なんかぷんぷん匂いますね。
ウハウハですか?イヤン。
あいにくヨットもモーターボートも買う予定はございません。
運河の目の前に住んでるんですけどね。
Commented by K。 at 2007-06-13 01:01 x
あ~分かるかも~でも、『にしがき』はイパ~イあるからなぁ~^^;
ちなみに経ヵ岬にツーリングに行きたい。TMAXでまだ行っていないなぁ~
それにしても丹後ネタがところで、さんと出来るとは。。。

※ちなみに丹後弁は名古屋弁に似ている気がします。僕は言われても言えないですが。。。何かおばさん達『みゃーみゃー』と、言っている気がします。
Commented by ところで、 at 2007-06-13 02:16 x
その学校の中に、宿舎の近くに祖母が住んでられる友達がいて、
僕も一緒にお墓参りしたことありますよ~。海を臨むいい場所でした!

経ヵ岬へTMAXでツーリング、良いですねえ。
僕は記事中の丹後ツアーで一度だけバイクで行った年があって、
その時はまだ新品のリード90を選びました。<在学中の時。
400ccの単車じゃなく、わざわざ90ccのスクーターで朝霧に濡れる八木町を抜け、
第一休憩所の山形屋(9号と27号の分岐)を目指すあの感じ、楽しかったなぁ。
やばい、なんか込み上げてきた。へへ。
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