郷愁を誘うクリムゾンレッド
自転車を仕事上の移動に使うようになってから、
ベスパとはまた違った服装になるのが新鮮な今日この頃であります。
特に冬、オートバイでの移動にはご存知のように一枚でも風の通さないモノを着るだけで、グッと快適になりますよね。例え薄くてもアウターの下にこんなのを着こむだけで快適、快適。

しかし、自転車ではそれとは逆に。
それなりに風を通してくれたほうが涼しくて具合がよろしい。
10分も漕げば暑くなってくるからね。

更に気温の微調整ができるような、被り物じゃなく前が全開できるモノの方が都合がよかったり、フード付きやあまりにもバタつくものは風をはらみすぎて走りにくかったり。でも夜は冷え込むので漕いでない時にはそれなりに暖かい方が良い。ここ何日か、急に寒くなってきたので服装については試行錯誤の毎日です。

もしも走ることに特化するならば、やっぱりレーサージャージが良いと言います。
まず、自転車で走る時の空気抵抗ってほとんどが自転車じゃなく人間にかかるものらしいので、風の抵抗を考えるのならば、まず自分の乗車姿勢とともに服装をなんとかするべきなんだそうです。(乗車姿勢のことを考えるとDHポジションに行き着く。タイムトライアルレースの格好ね)しかも、こういうイマドキのジャージには氷点下でも一枚で大丈夫とかいう魔法のようなハイテク素材のものがあるらしい。




話がそれマシタ。

そんな理想論は置いといて。
お仕事なんだから、重い荷物を背負って打ち合わせに行くわけです。
そんな格好でクライアントさんに会えるわけは無い。
(でも、おかしな靴は履いてんだけどね‥‥)

郷愁を誘うクリムゾンレッド_b0061723_1322413.jpg
中目黒にあるキャノンデールのお店で試験的に入荷してみたとかいう洋服を買ってみた。

眩いくらいのクリムゾンレッド。
キャノンデールに良く見られる、でかすぎる文字の野暮ったさ。
文字の縁取りが黒と青ってのもポイントが高い。普通はダサくてやらない組み合わせ。
なんだか少し古いアメリカの青春映画に出てくる、主人公じゃない方の少年が着てそうなのです。ちょっと口の悪い、いじめっ子だけれど最後には主人公にちゃんと謝るそんな素直な心の持ち主。

ここで重要なのが、決してバーミリオンじゃないってところなのだ。
黄色がかっている赤じゃなく、ちょっと青くくすんだ赤色。
これが洗濯で色落ちしてきたら何とも言えない、いい感じになると思うのです。
by la_nuavo_vespa | 2006-11-14 01:33 | 色のハナシ
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