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iPhone 7plusのデュアルカメラに驚く
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11月のはじめにiPhone7Plusを買った。
二年間iPhone6を使ってきて、片手だと少し収まりが悪いなぁと思っていたけれど、plusだとますます片手で操作するのが厳しくなる。なのに7plusにしたのは、ほとんどこのデュアルカメラのためと言っていい。

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上のiPhone6で撮った失敗写真を見て欲しい。
トライアンフの水平と水面の水平が合っていないのが失敗の原因。この場合、トライアンフの水平を捨てて水面の水平に合わせていれば、もう少しマシになった写真。(風景写真は大地の水平をとるのがセオリー)しかし周辺ほど放射状に長く写りやすいという広角レンズ(魚眼レンズを省く)の特性上、画面中央寄りにある前輪に対して画面周辺に近いリアタイヤが大きく歪んでしまっていて、仮に完璧に水平を合わせていてもオートバイを主眼にした写真としては問題があるとずっと思っていた。


 



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例えばこんな写真。仮に京都からツーリングで東京に来たとしよう。朝8時に出発し、東名をひた走り、首都高でちょっと迷ったりして、夕方頃にホテルにチェックインする前にせっかくなので東京タワーの前で記念写真を撮ったとする。

スマートフォンのカメラの場合だいたいこんな感じになる。スマートフォンのクセに夕暮れの光量の少ない状況でよく写るもんだと思うけれど、やっぱりスマートフォンに搭載されることの多い広角レンズの歪みのせいで前輪を中心にして画面の四隅に近い部分がビヨーンって伸びているのにがっかりする。(注。厳密には標準でも望遠でもこの現象は起こっている。望遠に近づくほどその歪みが減るので気付きにくいだけ。何故そうなるかはメルカトル図法の世界地図を思い描いてもらうと話が早い。赤道から離れるほど見た目の面積が大きくなるでしょ?グリーンランドが妙に大きかったり。レンズもいわば球であり、それを平面に投影するがゆえに起こる現象。望遠レンズは赤道付近の小さな島を描いていて広角レンズは世界地図を描いているようなもんだと思えば判りやすいと思う)広角レンズってのはそういうもんだと言われればそれまでなんだけどさ。iPhoneに搭載されているレンズは35mm判換算で24mm~28mm程度の画角かな?せめて35mmぐらいの画角だともう少し気にならないと思うし、これこそが僕が28mmの画角が嫌いな一番の理由だったりする。

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一方、iPhone7plus搭載のデュアルカメラの内、標準画角で撮ったものが上の写真。
四隅に近い前輪が気持ち悪く伸びることはないかわりに、背景の東京タワーは全体像がわかりにくくなる。背景か主題か。何を優先させるかって話になるのだけど、オートバイのプロポーションを崩さないように撮るには標準画角を使うしか無いってことがよくわかる。ただし、デュアルカメラの広角レンズに比べ標準レンズは少し暗いらしく、東京タワーのライトアップがはじまる時間だと光量が少なくてiso感度を上げないといけない分、ノイジーなので暗いところは苦手。(余談だけどあまりに暗いところは勝手に広角レンズ+電子ズームに切り替わったりするらしい)

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もうひとつ。デュアルカメラと最新iOSによってポートレイト機能というものが使える。
強制的に画角は標準に限定、ピントを合わせる対象との距離が40cmから2.5mの間に入れなければいけない、光量も通常より必要になるなど制限があるけれど、これがなかなか楽しい。(上の写真はそれらの制約を満たした状況でポートレイト機能が効いていない状態の写真。背景は後続を待つSクンとST2)

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ポートレイト機能が生成した画像が上の写真。
タイムラグもなく、シャッターをきる前からリアルタイムで生成される。向かって右側、トライアンフの左バックミラー部分が背景の赤いST2に溶けてしまっているけれど、概ね被写界深度の浅いような写真に仕上がっている。厳密にはST2のヘッドライト部分と後ろの縦に伸びているポールとが同じぐらいのボケ量で本来の距離に応じてボケるというところまでは至っていないけれど、十分に印象的な写真に見える。

はじめはレンズが二つあるからポートレイト機能が使える訳ではなくて、標準画角のレンズがあるからポートレイト機能が使えるのだと思っていた。通常より光量が必要になるのは一つのレンズで複数の写真を同時に撮っているからであって、それを合成して生成してんでしょって。しかし、広角側のレンズを塞いでポートレイト機能を撮ろうとすると光量不足と表示が出るので、広角側のレンズも使っていると思われる。

以上、同じシーンで撮った写真でもう一度整理してみよう。

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↑広角側のレンズを使用したカット。
四隅方向に伸びている。フロントタイヤに注目。

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↑標準側のレンズを使用したカット。
二灯式ヘッドライトの見え方とかも広角レンズと違い、人間の視覚に近い感じ。

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↑さらにポートレイト機能を使用したカット。
背景の人を適度にぼかせて、主題を引き立たせることが可能になる。



◇◇◇

持てる荷物が制約されるツーリングで、スマートフォンをデジタルカメラのかわりに使うならば、
標準レンズの追加とデジタル処理でのポートレイト機能の追加は本当に素晴らしい。
いまや仕事であれ日常生活であれ、携帯電話を持たないなんて考えられないから、
スマートフォンを持つ事自体は苦でもないし。

ライダーにとって、これらスマートフォンの進化はツーリングの荷物を画期的に少なくしてると思う。もう随分前から紙の地図も専用のナビも持たなくなったしね。


 
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by la_nuavo_vespa | 2016-12-24 12:22 | GOODS | Comments(0)
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