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J.costaをインストールしてみよう その1
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五月吉日、重い腰を上げてGTS300にJ.costaを入れてみた。
国内では未だベスパに入れたって情報が摑めないJ.costaのバリエーターですが、
それから暫く走り込んでみて性能や耐久性も少しだけ見えてきたので、そのレポートをします。
といっても「今までのプーリーとは違う、その構造がよく判らないんだよね」って人の為に、
今日はそのシステムの内容から。

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このバリエーターのキモであり、他のバリエーターと根本的に違う部分。
ローラー状のウエイトがガイドの中を外側に向かって転がってくるんじゃなくて、
放射線状に切られた円柱状の穴から、スティック状のウエイトがにょきにょき飛び出してくる。
この密集した12の穴が外側に向かって放射状に彫られているというのがミソで、
遠心力が増えるに比例してウエイトが出てくるようになっています。


 



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遠心力で出てきたウエイトはこのお椀が受け止める。
今までのバリエーターだとランプレートにあたる部分。
スティック状のウエイトの先端は丸められていてこのお椀に接地するのは各々一点ですが、
スティックの出る量に従いお椀とスティックの接地点は外側に移動する。
バリエーターに彫られたガイドそのものは当然固定で、フェイスとお椀の空間が開くに従い、
その角度の変化を吸収するため。このお椀の形状が変速の性格を決める上でとても重要なはずで、
既存バリエーターのローラーガイドの傾斜(高低差だけじゃなくアールの質)のような役割も持つ筈。

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そのお椀ですが、見てのとおりスプラインは切られていない。個人的に一番謎だと思ってた部分。
最終型の2stランナーの中にはマロッシバリエーターのランプレートのスプラインと、
クランク軸のスプラインが合わない個体があったけど、それでも普通に走れてたそうなので、
このスプラインってそれほど重要じゃないのかもしれない。

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合体してUFOとなるの図。
えらくシンプルな外観。

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次にいわゆるプーリーボスですが、その前に。

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ボスが入るガイドはメタルベアリングになっている。
複数の黒い丸には穴が開いていてグリスが封入‥では無くて、
周りの銅っぽい金属とは違う物質が埋め込まれています。
稼動させるとどこからかグリスが染み出したような感じになります。

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プーリーボス本体。
TGB製の純正バリエーターや、マロッシと比べると細く長い。
写真は左がJ.costaで右がマロッシなんですが随分長い。
細さはこの写真じゃちょっと判りにくいので、次の写真へ。

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長いのも細いのも低速でより深くベルトを食い込ませるタメかな?と想像します。
高速側へのベルト移動量はケースサイズに依存してしまうけれど、
低速側へのベルト移動量が増やせれば、全体のベルト移動量=変速の容量を増やせる。
それはなんだか良い方向を向いてるんじゃないかなって思う。

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マロッシ製バリエーターとの比較ついでに。
写真左がJ.costa、右がマロッシ。
フェイスの直径はマロッシの方が少し大きいようです。
でもこの写真がちゃんと正対して撮れてるかの自信は無かったので、
(ペンタックスの自動水平補正に期待してます)組み込んだ状態のクリアランスも撮っておいた。

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左がJ.costa、右がマロッシ。
フェイスとケースのクリアランスの違いでは半径でこれだけ違う。
マロッシでもフェイスは全面使い切っていて、ベルトがケースを擦るので、
どっちみちベルトの一番外側はフェイスの外側よりはみ出した位置まで上がってる筈。
なのでフェイスの直径の違いでベルトが一番外側まで移動しない‥ということは無いのですが、
力の伝達という面においては最高速付近でJ.costaの方が不利かもしれませんね。

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クオーサー250用にセットされたウエイトは一つ15g。
さて、300に合わせるにはどうするか‥というところで、
そのインプレや結果はまた次回。


 
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by la_nuavo_vespa | 2009-06-03 03:53 | GTS 300Super | Comments(9)
Commented by K。 at 2009-06-03 23:37 x
続編期待しております!!
ちなみにボス受け部の黒いポツポツはポリーニも同じですね。(僕のはガタが即出ました。現在お仲間のTMAXでデーター取りです。回って楽しいですが実用的じゃないかなぁ~どーも、1回でもアクセルオフにしますと再加速がイマイチです。1回も戻さずに開けっ放しだとかなりイイ感じに加速して速度も乗ります。でも、街中ではそれは無理ですね~^^;)
Commented by ところで、 at 2009-06-04 02:01 x
まいど。
続編やるのすでに億劫になってるんですが(笑、
今回ばかりはそれではイカンと思ってるので、早急にやります。

ポリーニ、再加速がイマイチ?意外ですね。
てっきりひゅんひゅんいつでも回るけどトルクの盛り上がりがイマイチで全体のフィールが‥‥って感じだと思ってました。
↑勝手なイメージですが!!!
Commented by K。 at 2009-06-04 09:56 x
ポリーニはマロッシとの違いを出したかったかな?
とにかくウケる加速はするのですが僕らのよく使う速度域での再加速はイマイチでした。
まぁ、僕のボチボチ6万キロのTMAXではパンチが無くなってますからね。。。
Commented by ところで、 at 2009-06-04 18:30 x
もう6万キロにもなるんですか。
Tmax、快適なんですね。
Commented by けい at 2009-06-08 14:47 x
初めまして、125ET4乗りのけいと申します。
私も先日J.costaの取り付けをしたのですが、アウターフェイス半分しか引っかからない、キックギヤ付かない、やけにプーリーボス長いなと思ってパケ確認するとLeader150用でした。
どうやら私の発注ミスのようでしたが、他社バリエータのようにウエイトの違いだけで125-150を分けている訳ではなさそうですね。
125用を再発注しましたので、再インストールの際は参考にさせていただきます。
Commented by ところで、 at 2009-06-08 17:08 x
はじめまして。

J.costa入れたひとを僕は知らないので凄く嬉しいです!
同じベスパでもリーダー125エンジンについてとても疎いのですが、
125と150でそんなに違うのですか。
うまく行ったらまた教えて下さいませ。
Commented by けい at 2009-06-26 00:23 x
先週J.costa Leader125用届きましたが、plug&playとはいきませんでした。
エンジン製造時期の違いなのかはわかりませんが、電動工具でガリガリ削ることになってしまいました。

まねっこではありますが、blogにて作業工程をさらしていこうと思いますので、もしよろしければリンクさせていただいてもよろしいでしょうか?
Commented by ところで、 at 2009-06-26 04:20 x
電動工具でガリガリ‥‥。クオーサーエンジン用でも同じようなことがあるみたいです。
バックプレートの(クランク軸の収まる)穴の寸法が微妙に小さいって云う。。。
それが何分の一ぐらいの割合なのか判りませんが、品質管理はちょっとアレかもしれませんね。

作業日記、がんばってくださいネ。
僕は通常メンテなどの作業のレポートってやらないんですが、
やっぱりそういうの有るとみなさん助かると思うので。
リンクはご自由に。またサイトお教えくださればこちらもリンクしますので。
Commented by kvespa at 2009-06-26 13:32
けいです。
リンク承諾ありがとうございます。
同じエキサイトblogですので、名前のところから飛んでいただければと。
どうぞよろしくお願いいたします。
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